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マスクフィットテストとは?

特定化学物質障害予防規則(特化則)の法改正が行われ、金属アーク溶接作業で発生する「溶接ヒューム」
が特定化学物質に追加されました。
その「溶接ヒューム」から溶接作業者の健康を守るためにマスクを正しく装着出来ているかを確認する方法が
マスクフィットテストです。

施      行:令和5年4月1日より実施が義務化
対    象:溶接作業者 ※送気マスクやルーズフィット形呼吸用保護具は対象外
実施頻度:1年以内に1回
測定方法:JIS T 8150:2021に定める方法

マスクフィットテストには2種類の測定方法があります。

定量的フィットテスト(最新フィットテスト機器を用いて数値で漏れを判定するフィットテスト)
定性的フィットテスト(被験者の味覚により漏れを判定するフィットテスト)

弊社では、定量的フィットテストで実施いたします。
定量的フィットテストは、マスクの外側と内側の粒子を比較することで合否を判断するテストです。
粒子数という客観的材料を用いて測定するため、信憑性の高いフィットテストになります。
尚、テスト実施時の注意事項として下記のものが挙げられます。
・テスト実施の30分前は喫煙は控えてください。(煙草に含まれる粒子が肺から逆流し、マスク内側の粉じんとしてカウントされてしまう恐れがある為です)
・長いあごひげは事前に剃ってください。(マスクの密着性を損なう恐れがある為です)

合格基準(要求フィットファクタ)は下記の通りです。

・半面形マスクの合格基準:100(1/100で合格)
・全面形マスクの合格基準:500(1/500で合格)

例)半面形マスクは、マスク外側の粒子数を1000の場合、マスク内側の粒子数は10未満で合格となります。
  全面形マスクは、マスク外側の粒子数を1000の場合、マスク内側の粒子数は2未満で合格となります。


弊社で使用するフィットテスト機器はTSI製PortaCount8048になります。
この最新のフィットテスト機器を用い、従来法の1/3の時間(2分29秒)でフィットテストを行うことで、
お客様の負担の軽減かつ高精度の測定を実現しております。

ご不明な点等ありましたらお気軽にご連絡ください。
 




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